特定非営利活動法人ワーキングライフ静岡

理事長 降矢章治

Message創造性のある障がい福祉サービスに取り組んで参ります

「特定非営利活動法人ワーキングライフ静岡」理事長の降矢章治です。

「特定非営利活動法人ワーキングライフ静岡」はNPO法人の認可を受け、令和3年3月に多機能型事業所(生活介護・就労継続支援B型)「ワーキングライフ西ヶ谷」をスタートしました。
私が「ワーキングライフ西ヶ谷」を立ち上げた経緯をお話しさせていただきます。
是非、私たちの活動の想いを伝えさせて下さい。

これまでの私の35年間の福祉経験の中で、障害をお持ちの方が「働く」ことについて、数多くの学びがありました。毎日「自分の役割がある場所」「活躍できる場所」に通い、役割に応えようと能力を伸ばし、社会貢献をした達成感で輝いてきたご利用者様に、たくさん出会ってきました。
お一人では難しい仕事でも、工程を分解し個々の能力に合った作業に変えることで、多くのご利用者様に「働く」=「社会参加」していただくことが可能になります。作業を行うことで「ほめられる」、自分の能力を「認められる」ことを体感し、生産活動に対する対価である毎月の工賃を社会参加の証しとして受け取ることが出来る、そんな生きがいを感じられる場所で私たちもご利用者様と一緒に活動していきたいとの思いから「ワーキングライフ西ヶ谷」は生まれました。

「ワーキングライフ西ヶ谷」では、生活介護の利用者様も毎日作業を行い、社会で活躍しています。豊富な作業種類、作業工程の分だけ、ここには利用者様の役割があります。作業を行うにあたり、生活道徳、作業技術の習得から手ごたえや責任感を感じられ、生産活動の場が事業所内で終わらず、地域社会と繋がり社会貢献になっていきます。地域イベントにも積極的に参加をして、法人、事業所の取り組み、ご利用者様の出来る事を発信し「一億総活躍社会」の実現に取り組んで行きたいと思っております。
また、生産活動だけでなく、創作的活動、身辺支援、運動支援、お楽しみ会等、豊富な日課で充実した時間の提供を行っていきます。

ご利用者様お一人お一人が、どのような生活を送りたいのか、ご本人とご家族の思いを尊重し、声を伺い、言葉に出来ない思いを感じ取り、共感を持って寄り添い、職員一同「共に生き 共に学び 共に感謝し 新しい未来を創る」の理念のもと、創造性のある障がい福祉サービスに取り組んで参ります。

Conceptグループホーム設立の背景と取り組み

障害のある方々とそのご家族が、安心して暮らせる場を確保することは、今後ますます重要になると感じています。特に保護者の高齢化が進む中で、入所のタイミングは予期せず訪れることもあります。そのような時、生活の場が確保されていなければ、利用者は初めての人、初めての場所で生活を始めなければならず、大きな不安を抱えることになります。

私たちは、何かが起きた時でも、保護者が子どもの生活を思い描けるような、そして利用者自身も安心して暮らせるようなグループホームを作りたいと考えました。日常の延長線上にあるような、温かく、落ち着いた生活の場を提供することが、私たちの願いです。

グループホームは、「ワーキングライフ西ヶ谷」(多機能型事業所:生活介護・就労継続支援B型)からわずか20メートルの場所に位置しており、送迎を必要とせずに通所が可能です。この近接性により、通所にかかる時間や負担がなくなり、利用者の生活に余裕が生まれます。普段から顔を合わせている職員や利用者とともに過ごすことで、生活環境を大きく変えることなく、安心して日々を送ることができます。

グループホームでは、生活の場としての安心だけでなく、利用者の社会参加も大切にしています。日々の生産活動を通じて、働く喜びや達成感を感じられるよう支援し、毎月工賃を支給できるよう取り組んでいます。

この活動は、利用者一人ひとりの力を活かしながら、地域社会とのつながりを深めることを目指しています。自分の役割を持ち、社会の一員として関わることで、より豊かな生活が築けると信じています。

今後も、利用者と保護者の双方が安心できる環境づくりを目指し、地域とのつながりを大切にしながら、より豊かな暮らしを支えていきます。

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